古典落語の世界
友人に誘われて、落語に行ってきました。
噺家は、友人の「推し」の桂文我さん。
初台駅からほど近い、代々木能舞台というところでの寄席です。
http://www.yoyoginoubutai.com/
住宅街の中に、やや大きめの一見、一般住宅のような作りの外観。
立て看板が無ければ見過ごしてしまいそうです。
中に入ると別世界。
松の鏡板の背景に、高座が設置されています。
外にも、能の舞台が。
中よりも広くて、ここで春と秋に、能が見られるそうです。
さて、肝心の落語の方ですが、「落語と古典芸能」というタイトル通り、カナ手本忠臣蔵や、人形浄瑠璃の要素を落語に盛り込んでいます。
今回の演目に関しては、爆笑、というのは無かったですが、文我さんの噺の節回しと迫力が冴えていました。
特に私は、「後家殺し」という人形浄瑠璃の節回しを入れた噺が好きだった。
「落語」というのは、大衆娯楽のはずなのに、だいぶ人々の心から離れていっているようですね。
席は満席でしたが、ほとんどの方がお年を召した方。
若い人にも楽しんでほしいですね。