オリンピックが終わって
長いと思っていたパリオリンピックも、過ぎてしまえばあっという間に終わってしまいました。
手に汗にぎったり、泣いたり、怒ったり、いろいろありましたね。
その中でも、私が一番心動かされたのは、女子マラソンです。
毎回、陸上競技のトリは、男子マラソンですが、今回は女子マラソンでした。
これは、ジェンダー平等を唄った今回の大会趣旨に沿って決まったとのこと。
始まる前は、最後の盛り上がりには欠けるんじゃないかと思ったのですが、なんのなんの、ものすごい感動を与えてくれました。
コースは、前日の男子と同じ。
男子マラソンをテレビに張り付いて見ていたので、見ていてイメージしやすいコースです。
パリ市内を駆け抜け、上り坂に差し掛かろうというときに、鈴木優花が、1位集団に必死に食らいついて行きました。
一時はメダル争いに絡むのではないかというパワフルな走りでした。
1位集団のほとんどがアフリカ勢という中、一人だけ白いアジア人が負けない走りでついて行く姿に、感動しました。
日本人は、女子マラソンでも負けていない!
坂を上っても衰えない脚力。素晴らしい走りでした。
マラソン選手は、1キロを3分ちょっとで走っているそうですがこれは、100メートルにすると20秒弱ぐらいですよね。
100メートル20秒の速さで、2時間以上走り続けるなんて、なんてすごいスポーツなのでしょう。
天気や、コースなど、影響されることはあるものの、基本的には自分との戦い。
そして、同じコースを私たち一般の人たちも走ることが可能なスポーツなのです。
マラソンというスポーツの魅力を再確認させられました。
鈴木優花さん、今後の走りが楽しみです。